東京・江戸川区の植物専門店ワールドガーデンは、豊富な種類の大小さまざまな観葉植物を取り扱っております。

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初めてでも安心!観葉植物を長くもたせる“コツ

ある統計で「観葉植物を枯らす原因」のランキングが発表されていたのですが、 なんと1位はお水の与えすぎだそうです。

そう、植物は逆に手を掛けすぎてもダメなのです。すぐに枯らしてしまう人と、すごく長く育てている人といったい何が違うのでしょうか。
ここでは、観葉植物を長持ちさせるコツをお伝えいたします。

葉植物もペットと同じ
植物も人間と同じ生き物です。生き物ではあるけども意思表示がわかりにくい・・・という所が
ちょっと違うだけで、犬や猫などと同じく、ペットとして接する事が大切です。
来るだけ自然界に近い環境を作りましょう
観葉植物とは熱帯・亜熱帯地方などに自生する植物を観賞用に鉢植えしたものです。 元々は外に生えているものなので室内で育てるためには出来るだけ自然界に近い環境を作ってあげる事に意識を向けましょう。

どんな環境に置くのがいいいの?

真冬の寒い時期に、外に観葉植物を出すのはダメ?
品種にもよりますが、ほとんどの観葉植物は熱帯地方のものが多いので日本の寒さはとても苦手。
外に出したままではすぐに葉が茶色く変色し枯れ死してしまいます。
元気がないからといって冬の時期は外に出すのをやめましょう。
日光が当たらない場所に観葉植物を置いてもいい?
観葉植物の中には耐陰性が強く日陰でも育つと言われている品種がありますが、出来るだけ明るい場所に置いてあげます。
まったく光の入らない場所では徐々に元気がなくなり、葉落ちや徒長したり、最終的には枯れてしまいます。
光は植物にとってとても大事なので、置き場所には注意してください。
直射日光の下に観葉植物を置いてもいい?
先ほどとは異なりますが、光が大切と言っても真夏の強光線に突然当ててしまうと、葉がどんどん焼けてしまいます。でも、もともと外に自生している植物でしょ?と思う方もいるはず。一般的な観葉植物はビニールハウスの中で遮光された柔らかい環境で育てられています。なので突然自然界の強く厳しい日光を浴びると負けてしまうのです。
お部屋に飾る時はレースのカーテン越しなどが良いでしょう。
ずっと閉め切った環境に観葉植物を置くのはダメ?
実は風はとっても重要なんです。空気が流れている状態という意味ですが、閉め切った状態の環境にあると色々な症状が現れます。
害虫が発生しやすくなり、葉落ちが止まらなくなったり、葉の色や厚みが弱々しくなったり。とくに夏の高温期は注意してください。
30℃を超えると観葉植物も夏バテをします。夏休みのご旅行などで不在にする場合は、直射日光の当たらない風通しの良い軒下などに移動すると安全に猛暑を越すことができます。もしくは扇風機を上に向けて風を流してあげるだけでも違います。
エアコンの風に当たっていても大丈夫?
風が大切と言っても、エアコンから出る人工的で乾燥した風は大っ嫌いです。直接当たり続けると植物の水分が奪われるだけでなく、だんだんと異常が起き始めて、枯れ死の原因となります。葉がゆらゆらと揺れる場所には置かないようにしてください。
頻繁に観葉植物の置き場所を変えてもいい?
植物はそもそも移動する生き物ではありません。人間が動かさない限りその場所で育ち続けます。移動する事で環境が変わると、その都度ストレスを受けて葉落ちなどを起こしたり、新しい環境に慣れようと大きなエネルギーを使わせ結果的に植物を弱らせてしまいます。
植物の保護を目的とした移動(猛暑期など)以外は出来るだけ避けましょう。

お水やりのコツ

観葉植物のお水やりはコップ1杯じゃ足りない?
お水を与える時は、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。
大きな鉢にコップ1杯のお水では下まで浸透せず根が吸い上げる事が出来ないので、与えていないのと同じこと。
また鉢底から出るまで水を与える事で、土中の空気を新鮮なものに入れ替える事が出来るので、水を与える時はしっかりと与えます。
本来は雨に打たれて生きていますので、特に高温期は定期的にホースでバシャバシャ水浴びをしてあげるとより良いです。
また与えた後はしっかりと乾燥させ、またたっぷりと与える。そのメリハリも重要です。常に土を湿った状態にすると、根が腐って菌が入り込み枯れてしまいます。
受け皿に溜まったお水は捨てるべき?
受け皿にお水が溜まっていると、鉢底の穴からお水が逆流し土が常に湿った状態が続きます。そうなると、根が腐って菌が入り込む事で枯れ死の原因となります。必ず受け皿のお水は捨てましょう。
お水やりの回数は毎回同じでもいい?
季節(気温)によって1週間に与える回数は変動します。気温によって土が乾くスピードが異なるためです。もちろん夏の高温期は回数が増え、冬の低温期は蒸発が遅れるので回数が減るんですね。
また冬の低温により、観葉植物はほとんど休眠しているので食事もあまり摂りません。
しかし、設置場所が暖房や床暖房によって温まっている場合は冬季でも蒸散のスピードが増します。
室温によって調整しましょう。
葉っぱにもお水を与えたほうがいい?
通常のお水やり(根から吸わせる)のとは別に、定期的に霧吹きなどで葉っぱにもお水を与えます(葉水)。
葉水をする事で害虫の予防にもなります。とくに乾燥する冬の期間は小まめに与えると良いでしょう。
ただし、観葉植物の中でもとくに寒さに弱い品種の場合は冬の真水で弱る事があるので葉水をしない方がいい場合もあります。
高温障害にご注意ください!
温暖化の影響により年々気温が上昇しています。
猛暑の時期は室内に置かれた植物にとって非常に過酷な状況と言えます。
頻繁に室温が高くなる場合は、猛暑の時期だけ日陰の屋外に避難させることをお勧めいたします。
この場合、品種にもよりますが毎日お水を与えても問題ありません。
その場合は、早朝か夕方以降に与えましょう。

“肥料を与えればすぐに元気になる”は、間違い
観葉植物に元気がない、葉の色がおかしいなどの症状があった時に肥料を与えても逆に悪化することがあります。
弱ってしまった原因が別にあるのでそこを改善しなければ回復しないでしょう。
体調を崩している時に無理に食事を取らせるのと同じですね。
肥料はいつも必要ではありません
観葉植物は気温が上がる春から秋にかけて成長期に入り、新芽がどんどん開いていきます。もともと土の中に肥料分が含まれているのですが、徐々に効力が衰えますので追肥といって後から新しく与えないと新芽に栄養が届かずうまく生育しません。
逆に冬は低温により植物はほとんど休眠していますので追肥は不要です。
肥料は適量を守って与えましょう
固形でも液体でも1回に与える量の目安は商品パッケージに記載されていますのでそちらを参考にします。必ず適量を守るようにしましょう。多く与え過ぎると肥料過多となり、葉が茶色く変色するなどの肥料焼けを起こしてしまいます。
人間と同じで暴食すると体調を崩すのと同じことです。
肥料に含まれる三大要素(窒素・リン酸・カリウム)について
肥料には窒素・リン酸・カリウムという観葉植物に大切な三大要素が含まれています。
よく商品パッケージにN5:P5:K5というアルファベットと数字が記載されていますが、窒素・リン酸・カリウムがそれぞれどの比率で含まれているかを表しています。観葉植物の肥料はそれぞれ10以下の数値になっているものがおすすめです。
植え替えた直後の追肥は不要
植替え作業の後は植物も弱っています。人間で言うと手術の後と同じイメージです。
弱っている所に食事を沢山与えてしまっては余計に弱ってしまうんですね。それに新しい土には最初から含まれている肥料が入っていますので、追肥をする場合は2週間から1ヶ月後ぐらいがいいでしょう。
肥料と活力剤はまったく別物
活力剤とは肥料に含まれる三大要素とは異なる微量成分が含まれています。
簡単に言うと、肥料とは木を大きくするための栄養で、活力剤とは木を元気にするための栄養と言えます。
なので併用して使用するものなのです。

植木鉢は定期的に新しくしましょう
根っこも少しずつ成長しています。植物は根が成長して初めて植物体も大きくなる事が出来るんです。植木鉢の中が徐々に根でいっぱいになると根詰まりが起こり、様々な異常が起き始めます。
目安は鉢底の穴から根が出始めたら行き場を探していますので、一回り大きな鉢に入れてあげましょう。
時期は梅雨前が最適と言われています。冬と夏は避けるようにします。植替えた後は半日陰の風が当たらない場所でゆっくり休ませます。